LaboReport003

Taguchi 20180628

国内屈指のコンサートホールの設計や

音響設備のオーディオ・ブランドとして知られ、

サウンドシステムで最も重要な構成部品であるスピーカーを中心に

研究開発・製造を行っている

”Taguchi”こと、田口音響研究所株式会社。

http://www.taguchi-craft.jp/

これまで最高の音のクオリティを追求し

世に送り出してきたTaguchiのスピーカーに、

ロゴストロンACを導入するという企画が、このたび実現。

そこで今回は、新木場の工房にお邪魔し、

Taguchiのスピーカー×ロゴストロンACの

サウンドシステムの視聴ができる、貴重な機会が訪れました。

————

新木場は場所柄、木材の集積地をはじめ、

繊維、印刷、金属等の産業がひしめく工場地帯とあって、

田口音響研究所株式会社の工房も、

どことなく秘密基地のような、独特のムードを漂わせています。

しかし一歩足を踏み入れた時、

大きなサウンドシステムが目に入ったところで

Nanasawa Instituteスタッフも一安心。

ディレクターの田口和典さんと藤田さんが、

あたたかく出迎えてくださいました。

さて、この日は

Nanasawa Instituteの開発部長・七沢智樹をはじめ、

DJ/サウンドクリエーターのYUGI

それから元DJの経験のあるスタッフと私という、

音楽好きのメンバーが揃ったということもあり、

私たちは今日、

どんな音を耳にすることができるのか?

また、

ロゴストロンACの導入によって

Before、Afterではいったいどんな違いがあるのか!?

等々、

音と空間に対して興味津々。

これから始まるサウンドとの新たな出会いを、

心底、楽しみにしていたのです。

理由の一つは、

田口音響研究所の音質・音響への徹底したこだわり。

Taguchiスピーカーといえば

業界では知る人ぞ知る存在で、

本物の音を追求する姿勢と技術にかけては

他に類を見ないクオリティであると、

以前より、風の噂で聞いていたからです。

(これまでのサウンドシステムの主な導入事例は、

京都西本願寺、表参道ヒルズ、Blue Note Tokyo、国立劇場 ほか)

そんな多数の実績をお持ちの

Taguchiスピーカーの工房にお邪魔するのですから、

音楽好きには、もうたまりません。

私たちスタッフは一刻も早くその極上の音に触れたいと、

期待に胸を膨らませていたのです。

すると田口さんは、

そんな私たちに温厚な笑顔で、さりげなく

「それでは、そろそろ始めましょうか」と

言ってくださいました。

いよいよスタートです!

ちなみにこの日は、大中小と

それぞれサイズの異なる3つのスピーカーをご準備いただき、

まずは音響の違いがわかりやすく出る部分ということで、

一番小さいスピーカーから順番に、

聴き比べをしていくことになりました。



左右に設置された

木製のボックスにきれいに納められた小型のスピーカーからは、

決して音量は大きくないものの、

この小さなサイズから出ている音とは考えられないほど、

目一杯のボリュームが空間に響き渡り、

まずはその小さな見た目からは到底想像ができない

音量の大きさとそのギャップに、

スタートから不意を突かれてしまったのです。

その後、中、大とサイズが大きくなるにつれ

音量と音域が拡大・拡張し、

それとともに、意識もどんどん外に向かって広がっていくような感覚に。

スピーカーの大きさや微妙に仕様が異なるだけで、

空間認識にも明らかに変化が生まれるということが、

この時、はっきりとわかりました。

なぜなら、その場に醸し出される空気感は、

この場所がコンクリート張りの工房という場所であったにも関わらず、

ライブスペースやコンサートホールでのあの感覚、

豊かで奥行きのある音の響きのなかに自分が在る、

自分もまたこの音、交響詩の一部である、という感覚に

非常に近いものを、体感として得ることができたからです。

これはつまり

音響セットのクオリティ次第で

意識や空間の広がりを自在に変化させることができる、

音空間のデザイン設計が可能である、

ということにも通じるのではないか?

という一つの仮説、

さらにはワクワクするような想像力へと広がっていきました。

しかしまだ実はこの実験段階では、

ロゴストロンACとは接続していない段階だった、のです。

すでに、こんなに素晴らしい音なのに、

ロゴストロン周波数をのせたら、どうなってしまうんだろう!?

という期待が、心の中に広がっていきました。

そこでいよいよ、ロゴストロンACの導入です!



前回と同様、

スピーカーのサイズは小→中→大と、

順番に視聴させていただくことになりました。

スタッフ一同、先ほどよりもさらに音に全神経を集中させるつもりで、

スピーカーから流れてくる音に耳を澄ませて没入すること数分。

満場一致で、音の違いが明らかにわかったのか、

・音に一段と深みと広がりが出て、一気に臨場感がアップした

・より音が精妙になって、一音一音がクリアに聞こえるようになった

・高音はより伸びやかに、低音はずっしりと体に響く感覚があった

という感想が。

ちなみに私自身の体感でいうと

とくに音の精妙さの違いがはっきりと感じられ、

たとえるならば、

ロゴストロンAC導入前は、

細かな違いがはっきりとは聴き分けられなかった

曖昧な和音や音域が急にくっきりと明瞭になって、

まるで視界がパッと開けるように、

音が意識の領域に分け入ってきたのです。

またそれは同時に、

最小単位にまで小さく、

どこまでも細かく分解されて、

それはまるで音のシャワーが、

光とともに全身に降り注いでくるような、感覚でもありました。

また導入前は、

音を聞いている器官が「耳」に一極集中しているような

感覚があったのですが、

導入後は、

耳から丹田へと音がずっしりと収まって、

そこからみぞおち、心臓、その先は頭頂部に向かって、

逆方向では、頭頂部から下腹部を伝い、

大地にエネルギーが根をおろすような矢印の向きで

まず「耳」を起点として

全身に縦横無尽に、あるいは放射線状に音のエネルギーが

広がっていくような感覚があり、

音が細胞のすみずみに沁みわたるような、

どこまでも満たされた感覚がありました。

その後はさらに、

ロゴストロンのベーシック構文である、

公響詞を入れた実験を実施!!

その結果「音に安定感が出た」と、

こちらでも意見が一致しました。

おそらくこれは、

空間認識が拡張された、より広い範囲の場を共有し、

その場に織りなされる音の響きに、

各々の魂がふるえ、さらには共鳴したからなのでしょう。

この時はやはり

音楽には不思議な力がある、

そして、私たちの想像をはるかに超える大きな力がある、と

はっきりと確信した瞬間でした。

TaguchiスピーカーとロゴストロンACの組み合わせで、

さまざまな音のパターンを聴き比べたのち、

藤田さんからは、こんな貴重な一言をいただくことができました。

「通常であれば音響担当やPAの人が

調整するところを、

ロゴストロンACを導入することで、

機械が自動的に調整できるところが、本当にすごいですよね!」と。

音響専門のプロの視点からも、

このような嬉しいお墨付きをいただき、

こういった貴重な感想をいただけることは、

私たちにとって、何よりもありがたいことであると思っています。


⇩当日、記念撮影をしました。

みんな笑顔で、とても良い写真!!

今回、お忙しいなか貴重な場を提供してくださった

Taguchiスピーカーの田口さんと藤田さんには心から感謝しております。

貴重な機会を、誠にありがとうございました!

ロゴストロンACのクオリティが、

今後さらに多くの人たちに広がっていくよう、

私たちスタッフも各地を巡っていく予定です。

興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

お問い合わせ等も大歓迎です。

report by 沙輝